先日、引っ越し業者さんに見積もりをお願いした。
国内でのお引っ越しは20年ぶり。その時の引っ越し費用は千葉から神奈川県で、10万円強だったはず。最近は人件費や諸々値上がりしており、引っ越し費用が高くなっているのは知っていたが、現実はどんなものか結構ドキドキわくわく。
結果発表~~!
営業さんがまずは基本料金を教えてくれた。高っ!と思ったものの、まぁ、そのくらいは想定内と余裕をかまして笑顔でうなずいたら、
「ここにさらに繁忙期料金が上乗せになります。」
なぬ!いくら?いくら?
上目遣いが似合う歳はとうに過ぎているのは自覚しているが、思わず老眼鏡越しに営業さんを見上げてしまった。
「10万円上乗せになります。」
じゅうまんえ~~ん!!!
なぜ??春というだけでこの高さ!
10万円あったら何できる? 結構なことが賄えるぞ!!
夫の1,000円カットが8年分だよ!
顔から考えてることがダダ漏れだったのか、営業さんは同情を滲ませて
「高いですよね~😓」と。
そこからなぜ春の引っ越し料金が高いのかのレクチャーが始まり、ただただ頷くしかない私。
満身創痍で最後の反撃を試みる。
「20年前に御社で引っ越しをお願いしたのですが、当時は10万円強くらいだったはず・・・」と、さりげなくお得意様アピールと値段交渉。
20年前の顧客なんて、お得意様でもなんでも無いのは重々承知。しかし、ほかに思いつく武器が無かったのだ。
営業さんは憐憫の眼差しで、
「5年前に弊社でお引っ越しされた方が、昨年またお引っ越しされて、値段の高騰ぶりに驚いていらっしゃいました。」
なるほどなるほど、5年前のお得意様でも驚かれるということは、ほとんど4半世紀ぶりの顧客は卒倒ものだと言わんとしてるのだな。
黙りこくる私をみて、
「ちなみに、4月10に以降は通常料金になりますが・・・」と営業さん。
なぬなぬ!!おもむろに計算機を使って計算してみると、家賃等諸々支払って4月10日まで住み続けても5万円のお得に!4月10日の一択でしょ!!
てな訳で、営業さんとは4月10日の引っ越しで手打ち。
引っ越し費用で大騒ぎしたけど、実は必要費用はこれだけでは無く、細かく見れば、エアコン(今の賃貸はエアコン付きだった)、カーテン(窓の大きさが変わる)、家具(我が家は食器棚を変買い換えないと新居に入らない)などなど、数え上げればきりが無い。羽が生えたようにお金は飛んでいくのである・・・とほほ
五両で帯買うて三両で絎ける・・・本筋のことよりも、それに付随することに思わぬ費用や手間がかかるということ。絎ける(くける)は表から縫い目が見えないように縫うこと。
プロフィール
50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!