地獄の沙汰も金次第~タイムズスクエアのカウントダウンに楽して参加する裏技?

つれづれ

1月1日の朝は、夫がカーテンを開ける音で目が覚めた。

「あっ、起きた?もうすぐ日の出だよ。初日の出が見えるよ、は・つ・ひ・の・で!」

満面の笑みで言う夫。

いやいや、起きたのではない、物音で起こされたのである!

夫はイベントごとが大好きで、夏には花火、年末にはイルミネーション、季節のイベントごとに強制的に連れて行かれる。私は省エネ派で、花火もイルミネーションも一度見れば、数年はそれを思い出して楽しめる。そんな私は、活動的な夫に半ば連行されるようにイベントに参加することになる。

千葉県市川市に住んでいた20代の頃は、カウントダウンイベントに参加した後、九十九里に初日の出を見に、川崎市に住んでいた30代の頃は、横浜大桟橋の初日の出。

どれも行きたくないと拒否する私を「初日の出は一年に一度しか見れないんだよ!」と、正しいけど子供のような説得で懐柔しようとする夫。いつも根負けしてしまう私。

だが、そんな夫に負けなかったイベントが一つある。それはNYのタイムズスクエアでのカウントダウンである。

NYに転勤になったときに住んでいたアパートメントは、ちょうどタイムズスクエアに徒歩で行けるところにあり、夫はこんな運の良いことはない、是非大晦日のカウントダウンイベントに参加しようと意気揚々。

しかし、そのカウントダウンイベント、そんなに簡単に参加できるわけではない。

友人にタイムズスクエアのカウントダウンに参加するのはどう思う?と聞いてみると、おむつを履いていかないといけないよ!と!!

おむつって、どぉ~いうこと~~??

タイムズスクエアの周りには午後4時頃から規制線が張られるので、出入りができないし、もう3時頃から列に並ばないとカウントダウンは見れない、もしトイレに行って列を抜けようものなら、もう元には戻れないから、極寒のNYで9時間近くじっと我慢でその場に待たなければならない。

なので、おむつは保険として履いている人が多いとか。

いやいや~あり得ないでしょう。ただでさえ冷え性なのに、氷点下の屋外でカウントダウンをひたすら待つなんて、札束を積んでもらっても御免被りたい!

きらきらした期待に満ちた瞳で、「参加するよね?」と尋ねる夫。

固い意志で不参加の意思を伝えると、

夫

タイムズスクエアの大晦日カウントダウンに参加できる機会なんて、一生に一度あるか無いかだよ!

しかも徒歩でいけるなんて、奇跡だよ!

今回はごもっともな説得。

実は、裏技もある

規制線内にあるホテル宿泊する!である。

日付が変わる10分前にホテルを出て、余裕でカウントダウンに参加できるのだ!!

それを強く主張して、それならば私も一生に一度のイベントに参加すると。

経済観念が発達している夫は、数時間氷点下の屋外で待てば済むのに、何故バカ高い時期にホテルに宿泊せねばならぬと猛反発。

3年半NYに滞在したが、毎年年末が近づくと同じ議論を繰り返した。

私の体を心配して、無理矢理にイベントに連行しなかったのか、もしかしたら夫も氷点下の屋外で数時間待つ自信が無かったのか、未だにそれは謎である。

50代になった私を年末年始の屋外のイベントに無理に誘うこともなく、今では家の窓から見える初日の出を、少し早起きして楽しんでいる優しい夫に感謝。

私は布団から出もせずに、すこし体を起こして日の出を一瞬見て、また夢うつつの世界に戻った。

↑上の写真は夫撮影の今年の初日の出です。

地獄の沙汰も金次第 地獄の裁判も金の力で有利になる。世の中、金さえあれば何でも解決できるということのたとえ。

今日のTips ・NYの大晦日のカウントダウンイベントは、一生に一度と思って高い宿泊費を払えば楽に参加できるよ!

プロフィール

管理人
いとこ

50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!

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