7月に入って、暑い日が続く。
涼やかな和菓子が、またしても食べたくなる。
前回は、寒天を楽しんだが、今回は「宝達葛くずきり」と「季すずやか」で涼をとってみた。
宝達葛(ほうだつくず)くずきり
加賀藩御用葛として四百年の歴史を誇る「宝達葛」を贅沢に用い、沖縄産の黒糖に和三盆糖と金沢産の醤油を隠し味に加えた森八茶寮オリジナルの黒蜜を添えたこだわりの逸品です。
森八HPより引用
粘りが強くなめらかな舌触りで、加賀藩御用葛としても重用されたこの宝達葛には450年以上の歴史があるそうだ。
そんな葛を使用した「くずきり」、やはり楽しむのは、食感。
ちゅる、むち、っとなめらかさと力強さがたまらない。
その力強さを楽しむ第一歩が、「くずきり」を押し棒で押し出す時。
箱の中には、「くずきり」が入った容器、黒蜜、押し棒が入っている。
容器の上下に貼られたシールをはがして、押し棒でちょっと力を込めて押し出す感じと、出始めたら「むにゅ~」と素直に出てきてくれる感触もいい。
食する前から、ワクワク感を作り出してくれる。嬉しいじゃなぁ~い♪
この「くずきり」の形、きしめんみたいで、どうぞ食感を楽しんでください!とのお店からの愛を感じる。
黒蜜をとろ~りとかけたきしめん状の「くずきり」を、黒蜜が飛び散るのも構わずに大胆にすすって口に入れるのが醍醐味!
口に入るときの「ちゅるん」から、嚙んだ時の「むちっ」の変化が楽しい。
棒状に押し出される「くずきり」はよくあるが、私はこのきしめん状が好み。
箱の側面には、「さらに涼感を引き立たせる場合には、氷水を入れた容器に「くずきり」を浮かせ、別の容器にとった「黒蜜」をつけてお召し上がりください。」と書いてある。
家に氷を常備していないので、食べる前に冷蔵庫で冷やして食した。
それでも、十分に涼感を楽しめた。
季(とき)すずやか 能登大納言小豆
こちらも同じく「宝達葛」を使用した和菓子。
開ける前から名前の通り「すずやか」な感じがする涼菓。
能登大納言小豆の葛饅頭を涼やかな和風ゼリーで包んだ涼菓。
森八のHPでは、このゼリー部分をくちゃっとくずして容器に入れているが、私は、容器からそのまま出した状態で、少しずつ崩して食べていくのがお好み。
程よくやわらかい繊細な味付けのゼリーを少しずつ崩して、葛饅頭にたどり着くと、つるん、むちっ、の食感を楽しむ。
弾力がとても楽しいし、中の餡も葛饅頭に負けないように滑らかで、ゼリーに入ってる小豆はちょっとした歯ごたえがあり、ひと時として飽きさせない。
しかし、これ、意外にずっしりとしており、一人で一つを食べると結構な満足感である。
個人的には、誰かと半分こで食べるのがベストな量だと思う。
この涼やかには、他にも「青梅」と「宇治抹茶」がある。
全部食べたことがあるが、私は、オーソドックスな能登大納言小豆によく手が伸びる。
どこで買える
私は、西武池袋店で買ったが、東京にはほかにも店舗がある。
プロフィール
50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!