ミニマリストというライフスタイルが、ずいぶん前から流行っている。
我が家も、引っ越しが多かったので、比較的にものは少ないはず。
そんな中でも、さらなる極小マンションへの引っ越しを前に、不要なものを処分している。
自分では、目指せミニマリスト!なのだが、よくよく考えると、年齢的に、
生前整理になるのでは!!??
いえいえ、渋沢栄一の言葉にあるように、
「四十、五十は洟垂れ(はなたれ)小僧
六十、七十は働き盛り
九十になって迎えが来たら
百まで待てと追い返せ」
50代なんて、まだまだ人生これからよ~~~!!
本の処分
話は戻って、ミニマリストへの道であるが、NY転勤の際には、3本あった本棚を1本に減らした。
買った本をずらりと本棚に並べている私に、夫は事あるごとに、
それ、読み返すの?全部置いておく必要ある?
と尋ねてきた。
もちろん読み返したことはない!痛い所を突かれてるのだが、
当たり前じゃん、読み返してるし、読み返すもん!
と大嘘をついて、本の処分を渋っていた。
しかし、NYに転勤となると、持って行ける本は限られてる、本を倉庫に入れておくことに意味はあるのか?と疑問に思い始めた。
少しずつ本の処分を始めた。本が好きな友達に譲ったり、Bookoffに持ち込んだり、なんとか倉庫に預けるのは本棚1本分に減った。
そして、上海への引っ越しの際には、さらに本の処分を進めて、現在は、数えるほどしか本が残っていない状態である。
Kindle
NYに転勤した頃から、もっぱら電子書籍を購入している。
電子書籍リーダーはKindleはアプリもよいが、私はブルーライトがカットされているKindle Paperwhiteを愛用している。
Kindleは本当にお役立ちツールである。
旅行に行く際も、Kindleひとつ持って行けば、読みたい放題(活字だけの本なら数千冊保存できる)。
寝付けない夜も、電灯無しで読書が出来る。
なんと言っても、今の私に大変ありがたいのが、文字の大きさやフォントが自分好みにカスタマイズ出来る。
何を読むにもリーディンググラスが必要になった私は、このサイズの文字で読めるのが大変ありがたい。
最難関!写真どうする問題
洋服や食器などは、こんまり(近藤麻理恵)さん方式、ときめくモノを選ぶ、ときめくモノを残す、必要がなくなったものは、感謝して手放す、を実践するとなんとなく減っていく。
しかし、我が家の最大の問題は、大量のアルバム。我が家にデジカメがやってきたのは、1998年くらい。本格的にデジカメに切り替えたのは、2001年から。
それまでの大量の写真がアルバムにぎっちり収められており、二十冊近くあった。1冊360枚×20=7200枚もの写真、どうする~~。
いきなり処分は踏ん切りがつかないので、段階を追っていった。
1,どうしても残したい写真を選別する。
同じような写真があったり、ピンボケだったり、本人が豆粒のように小さいとか、不要な写真は簡単に選別できた。
2,残したい写真をスキャンする
ここで浮上したのが、写真をスキャンするためだけにスキャナーを買うかどうか問題。結局、googleから提供されている、フォトスキャンを使うことにした。
少しゆがんでスキャンされたり、白飛びしたり、少し気になる点はあったが、もともとレトロな写真達、デジタル化されただけで有り難い。
↑我が家のワンコの幼い頃の写真。これくらいに綺麗にスキャンできます。
デジタルフォトスキャンを使ってのスキャンは、時間がかかるので、一気にやろうとせず、気長に暇を見つけて取り込むのがよいですよ。
私は、この作業に1ヶ月ほど使いました。
自然光でスキャンする方が失敗が少なく感じたので、部屋が程よい明るさの時を狙って細々とやりました。
3,いよいよ写真を処分する
スキャンが終わったら、きちんと取り込めたか、すべての写真をチェックして、次はいよいよ物理的に写真の処分。
段階として、①明らかに不要な写真をシュレッダーする。②残したい写真の中からさらに残したい写真の選別をする。③選別から漏れた写真をシュレッダーする。④1冊分だけアルバムに残す。
今まで見もしなかったアルバムなのに、いざ物理的に処分となると、心が痛む。不思議だ。
でも、自分の半生が一冊のアルバムに収まった達成感は半端ない!厳密には、夫の写真も入っているので、半冊になる。(半生ってのもオーバーか、生まれてから2001年あたりまでの写真だね)
まとめ
重量級のものが減ると、家が軽くなった気分になる。実際軽くなっている。
以前は4脚あった椅子も、二人暮らしだからと、つい最近2脚に減らした。
減らした途端来客があり、私は丈夫な道具箱を椅子代わりに4時間近く座る羽目になったが、
いつかの誰かの為にモノを置いておく無駄を考えたら、4時間近く固い箱の上に座るのも潔いと思えるのだった。ふふふ。
Less is more・・・20世紀の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した「少ない方が豊かである」という意味の言葉。
プロフィール
50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!