夫は注射が大の苦手。
採血する時も、唇を一文字に結んで、ぎゅっと下唇を噛み締め、在らん限りの力で首を注射器の見えない方向に向けようとする。
どこからどう見ても中年のおっさんが、まるで3歳児のような振る舞いだ。
先日、コロナワクチンの第3回目接種に都庁に行った。
今更ワクチン接種する人が激減したのであろう、日曜日の午後だったが、がら空きだった。
すぐに接種の順番が来て、医師がとても優しい声で、
「手に力を入れると痛く感じるので、リラックスしてくださいね〜。」
「ほんの一瞬チクっとするだけですから、ご安心くださいね〜。」
「今から少しだけチクっとします。はい、済みましたよ〜!」
「痛くなかったですか〜〜?」
と、まるで私が注射を怖がっているかのような扱いをされて、とても不思議であった。
私は注射は全然平気で、どちらかと言うと、どのように打つのかをじっと見ていたいくらいだ。
先に注射を終えていた夫に、今日の医師は今まで経験した事ないほど、優しくされた、と言うか、過剰に優しかった、と話すと、
夫
・・・それ、俺のせいかも😅😅
と夫。
注射が嫌なのが、もう顔面からダダ漏れ、怯えてるのもバレバレで、医師と看護師さんが半笑いで、なだめながら注射してくれたそうだ。
夫の次が私の番だったので、どうやら過剰に優しいモードになったのだろうと😁
普段は、混んでないレジをさっと見つけて誘導してくれたり、どこのドアから乗ると、新幹線の自由席に座れる確率が上がるかを教えてくれたり、頼りになる夫なのに、注射だけはいつまでたってもダメなのが笑える。
プロフィール
50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!