昨年の夏、里帰りした際に、母が長年使っていた圧力鍋のパッキンが弱くなり、ヒューヒューと半ば悲鳴のような音を出し、液体が漏れ出すことが多くなった。
70代後半の母、そのまま壊れかけの圧力鍋を使い続けて事故があっては大変と、買い換えを勧めた。
すると、「今流行の電気圧力鍋がほしい!」と。
すぐに、使いやすさと値段のバランスのよいものを発注して、母も新しい電気圧力鍋を見て満足していた。
今までのコンロ用の圧力鍋とは違うので、使い方を教えて、母自身にも説明書を見ながら簡単な料理をいくつか作ってもらった。
すると、操作がややこしいとか、内鍋が小さいとか文句を言い出した。
内鍋の小さいのは、「一人暮らしだから、そんなに大きなものは要らない」と言ったのはあなたではありませんか!!
という文句を飲み込んで、「操作は何度か使うと慣れるから、とにかく何度も使ってみよう!」と努めて明るくアドバイス。
数週間後、「やっぱり使い慣れた普通の圧力鍋の方がいいから、電気のは要らん」と電話で一言。
なぁに~~~!!あんなにノリノリで欲しがってたのに、すごい手のひら返しだな~!!
心の中で罵ってたら、続けて母から、
「だから、あの電気圧力鍋は、今度持って帰っていいよ」
おっ!!ラッキ~~!!
こんな結末になるとは思っていなかったが、発注した電気圧力鍋は、私自身が欲しいと思っていたものであった。(買ったのは、アイリスオーヤマの電気圧力なべKPC-MA2)
欲しかったものが思いもよらず手に入った。なんて幸運!!
その電気圧力鍋は、今、我が家で大活躍している。
小豆も上手に炊けたので、またその様子はいつかご紹介します。
棚からぼた餅・・・思いがけない幸運を得ること、労せずしてよいものを得ることのたとえ。
プロフィール
50代のズボラを自覚する主婦です。
人生の折り返し地点を過ぎて、wordpressでのblogに挑戦。
美味しいもの、健康的なもの、手作り、に心惹かれます!